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子宮頸がんワクチンの接種を行っています定期接種対象者と保護者への情報提供

当院では子宮頸がんワクチンの接種を行っています。

小学校6年生から高校1年生相当の女の子はワクチン接種が公費でできます。半年から1年の間に3回接種をうけます。

子宮頸がんとは?

HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。女性の多くは一生に一度は感染するといわれるウイルスです(性交渉で感染)。

感染してもほとんどの人が自然に消えますが一部の人でがんになってしまうことがあります。日本では毎年約11,000人の女性が子宮頸がんになり、毎年2,800人の女性がなくなっています。患者さんは20歳代から増加し、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も毎年1,200人います。

子宮頸がんの予防するためにできること

  • HPVワクチンの接種(小学校6年生~高校1年生)
  • ☆イギリス、オーストラリアでは女の子の8割がワクチンをうけています。

  • 20歳から子宮頸がん検診(1年に1度)
  • ☆ワクチンをうけていても、検診を受けることが大切。

予防にはHPVワクチン

子宮頸がんの原因ウイルスの感染を予防できるワクチンです。ワクチン接種で子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。多くの臨床研究を統合解析したコクランレビューでは、接種部位の反応は増加するものの、全身的な重篤な副反応は増加しません。

HPVワクチンの種類は?

定期接種(公費対象)できるワクチンは2種類(サーバリックスとガーダシル)あります。サーバリックスの方が抗体の上昇がよいですが、現時点で予防効果には差がありません。ご家族で相談の上、どちらかを希望してください。

  • サーバリックス(2価)
  • HPVを予防する型がHPV16型、18型。子宮頸がんに対し免疫が期待できる。接種後の抗体の上昇が良い。

  • ガーダシル (4価)
  • HPVを予防する型がHPV16型、18型、6型、11型。子宮頸がん+尖圭コンジローマにも効果が期待できる。

また公費負担対象外(自費)ですが、HPV9価ワクチンも接種可能です。

  • シルガード9(9価)
  • HPVを予防する9つの型(6、11、16、18、31、33、45、52、58型)に対応し90%に対応するワクチン。現状は自費扱いで、1回あたり3万円ほどかかります。日本では、正式なワクチンプログラム(定期接種)とするかについて、検討が開始されていますが、時間を要すると考えられています。

ご希望のときはお問合せください。

もっと深く知りたい方

子宮頸がんとHPVワクチンに関するより詳しい情報は、下のバナーからご覧いただけます。(日本産科婦人科学会のサイトにジャンプします)

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